6年前に訪れたアラブ首長国連邦(UAE)アブダビ首長国フジャイラ。ダウンタウンから永遠と100㌔以上繋がっているパイプラインにより、オマーン湾で原油を輸出しています。
隣国ドバイ首長国中心街の煌びやかさと比較するとただの片田舎にしか見えませんが、ここに何故かJALのホテルがあります。
その理由は、我が国がここから原油を輸入しているからです。日本の政府関係者や商社の方々がフジャイラに日参して、原油の安定供給に寄与していらっしゃるわけです。
本日未明にイランがイラクの米軍施設を爆撃し、80名程度の死者が出たとの報道がありますが、我が国はフジャイラの対岸わずか50㌔程度にあるイランからも原油を輸入しています。
そして最大の原油購入国であるサウジアラビアへは、このオマーン湾の先にあるホルムズ海峡を通過しなければたどり着くことができません。
もしもイランとアメリカが戦争へと進展してしまった場合、自国内に米軍基地があるアラブ各国の出方に注目しなければなりません。
我が国にとって最悪のシナリオは、安全保障条約を締結している各国の援助を受けられず、自衛隊単独でシーレーンを確保しなければならなくなるとうことです。
しかも、その可能性が段々と高まってきているのが事実です・・・。
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