みなさんは人生の終末期をどこでどのように過ごされたいですか?

爽やかな風と明るい陽射しが心地よいフィリピン共和国スービック。

ここには、人生の最後を暖かな気候の中でゆったりとお過ごしになる日本人高齢者の方々がいらっしゃいます。 この施設はターミナルケア、いわゆる人生の最後を看取るサービスまで提供しているリタイアメント施設です。

ここで介護に携わっているのは、JICA要員として東チモールなど世界各地の医療現場で働いてきた日本人正看護師、EPAでフィリピンから日本へ派遣され見事に国家資格の介護福祉士に合格しているスタッフ、フィリピン国内の日本語学校で優秀な成績を修め、これから日本で介護の勉強をスタートさせようとしている学生などです。

施設の代表は、身体接触や看取りという肉体的・精神的に過酷な業務に携わるために一番重要なのは、知識や経験以上に「心」が大切である、とおっしゃっていました。

ここスービックには、国籍・宗教や年齢を飛び越えた「心」の通じ合う楽園がありました。

私自身は、信頼できる方々に見守られ、小鳥のさえずりを聞きながら臨終を迎える、そんな贅沢な最後を迎えることができたら最高だろうな・・・と感じました。